ドライヤー前、何をつければいい? 美容師がミルク→オイルを使う理由
ITEM GUIDE|道具・商品の選び方
乾かす前に何もつけない、というのも一つの選択です。ただ、髪質やダメージ、求める仕上がりに合わせてアウトバスケアを選ぶことで、乾かした後の質感は変わります。NaluMeleでは、髪の状態に応じてミルク(乳液)とオイルを使い分けています。
01なぜアウトバスケアを使うのか
髪は、ドライヤーの熱だけでなく、カラーやブリーチ、日々の摩擦、アイロンの熱など、複数の負荷を受けています。
ヘアケア化粧品の分野では、コンディショニング成分(カチオン性のポリマーやシリコーン、油剤など)が髪の表面に薄い膜をつくることで、摩擦を抑えたり、キューティクルの引っかかりを滑らかにしたりする、という仕組みが広く知られています。
※ こうした成分は髪の内部構造を変えるものではなく、表面に働きかけるものと理解されています。「つければ必ず髪が補修される」という意味ではありません。
また、乾かす前にオイルの膜を髪の表面につくると、髪と外気との水分のやりとりの速さに影響することが、研究でも確認されています。ただし、これは「水分を守る」というより「水分が出入りする速さに影響する」という程度の話で、「オイルをつければ乾燥を何%防げる」といった数値で言えるものではありません。
02NaluMeleでは
NaluMeleでは、乾燥やダメージが気になる方には、次のような順番を一つの例として使っています。
タオルドライ → ミルク → オイル → ドライヤー
サラサラ・軽い質感を求める方には、ミルクやオイルの代わりにミストを選ぶこともあります。
03ミルクとオイルの役割
メーカー各社の情報や、一般的なヘアケア化粧品の考え方をもとにすると、ミルク(乳液)とオイルは、配合されている成分や設計によって役割が異なります。
「ミルクは髪の内部、オイルは髪の外側」という説明を見かけることがありますが、これは処方によって差があるため、NaluMeleでは過度に単純化した言い方はしないようにしています。実際には、商品ごとに配合されている成分や、インバス・アウトバスどちらで使う設計かによって役割が変わります。
04ケラフェクトオイルについて
NaluMeleが取り扱っているケラフェクトオイルは、株式会社トライアングルが展開するブランドKERAFFECTのアウトバス用ヘアオイルです。NaluMeleはKERAFFECTと直接契約のあるサロンです。
メーカー公式サイトで確認できる範囲では、油溶性の活性ケラチン「KERATEINE®OIL」や、メドウフォームラクトン、複数の植物油・精油を配合し、「熱を味方にする艶出し」を訴求しています。
※ 上記はメーカーが公式サイトで説明している内容です。効果の感じ方には個人差があり、NaluMeleとして効果を保証するものではありません。
05つけすぎにも注意
ミルクやオイルは、髪質・毛量や商品によって適量が異なります。特に細い髪や毛量が少ない方は、つけすぎると重く見えたりベタついたりすることがあるため、少量から試して調整することをおすすめします。
NaluMeleで使っている商品
この記事で紹介したケラフェクトオイル・リケラエマルジョン・リケラミストは、現在NaluMeleのオンラインストアでの販売準備を進めています。準備が整いましたら、こちらの記事からも商品ページへご案内します。お急ぎの場合はサロンでご相談ください。
参考情報
この記事は、以下のような一般的なヘアケア科学の知見も参考にしています。個別の論文の内容を、特定の商品の効果として断定するものではありません。
- コンディショニング成分による毛髪表面の被膜形成と摩擦低減について(Fernandes et al., 2023, Polymers)
- オイル・乳化剤と髪の摩擦・温度変化について(Aita & Nonomura, 2016, Journal of Oleo Science)
- オイル膜が水分蒸気の吸着速度に与える影響について(Kamath, 2007, Journal of Cosmetic Science)
- 熱・化学的処理による毛髪の損傷メカニズムについて(Fernandes et al., 2023, Polymers / Zhou et al., 2011, Journal of Cosmetic Science)