ドライヤーって結局どれを選べばいい? 美容師が見る5つのポイント
ITEM GUIDE|道具・商品の選び方
ドライヤーは「熱さ」ではなく「風」から見てください。十分な風量で、必要以上に温度を上げず、できるだけ短時間で乾かす。これがNaluMeleの基本的な考え方です。
美容室でよく聞かれる質問があります。
「結局どのドライヤーがいいですか?」
家電量販店を見ると、3,000円程度のものから数万円、中には10万円を超えるものまで並んでいます。イオン、遠赤外線、超高速モーター、温度センサー。説明も多く、何を基準に選べばいいのか分かりにくいと思います。
そこでこの記事では、NaluMeleが実際にドライヤーを見るときに重視しているポイントを紹介します。
NaluMeleが考える 良いドライヤー 5つの条件
- 十分な風量・風速 熱だけに頼らず、風で乾かせること
- 熱くなりすぎない 必要以上の高温を当て続けない
- 温度調整ができる 髪の状態に合わせて下げられる
- 温風・冷風を切り替えられる 仕上げに冷風が使える
- 毎日使いやすい重さ 腕が疲れず、最後まで乾かせる
01まず見るのは「風」
髪を乾かすために必要なのは、熱だけではありません。
十分な風量・風速があれば、必要以上に高い温度を長時間当てなくても乾かしやすくなります。
特に、
- カラーを繰り返している
- 縮毛矯正をしている
- ブリーチ履歴がある
- 毛先の乾燥が気になる
という方ほど、「熱さ」だけで乾かすドライヤーではなく、風と温度のバランスを見てほしいと思っています。
※ 風量の公称値や測定条件は、メーカーによって表記方法が異なります。数値を公表している製品もあれば、公式サイトでは数値を掲載していない製品もあります。そのためNaluMeleでは、数値だけでメーカー横断の優劣を判断していません。
02温度は高ければいいわけではない
早く乾かしたいからといって、必要以上に高温を当て続ける必要はありません。
NaluMeleでは、「十分な風量」+「適切な温度」+「できるだけ短い乾燥時間」という組み合わせを重視しています。
温度センサーや複数の温度設定、温風・冷風の自動切替などは、このコントロールをしやすくする機能として評価しています。
033,000円と30,000円のドライヤーは何が違う?
価格差には、複数の要素が関係しています。
- モーター
- ヒーター
- 温度制御・風量制御
- 重量・本体設計
- 耐久性
- 付加機能
- ブランド
安いドライヤーがすべて悪いわけではありません。逆に、高ければ必ず髪がきれいになるわけでもありません。
毎日長く使うものなので、NaluMeleとしては「価格」ではなく「必要な機能がきちんと入っているか」を見て選ぶことをおすすめしています。
04イオン・遠赤外線はどう考える?
各メーカーから、さまざまな独自技術が紹介されています。
NaluMeleでは、こうした付加機能だけで商品を決めることはしません。まず、風・温度・温度制御・重量・使いやすさという基本性能を見ます。
遠赤外線については、私(shu)自身が美容師として使用した製品の中に「必要以上に高温にならず、乾いたときの質感が良い」と感じるものがあり、評価しています。
※ ただし、これはあくまで美容師としての使用感です。「遠赤外線だから必ず潤う」「イオンだから必ずダメージがなくなる」といった断定はしません。メーカー独自技術については、メーカーが公表している情報と、NaluMeleの使用感を分けてお伝えします。
05実はドライヤーより先に大切なこと
どんなに良いドライヤーでも、濡れた髪に長時間熱を当てれば、乾燥時間は長くなります。
まず、しっかりタオルドライすること。そのうえで、髪の状態に応じてドライヤー前に、
- ヘアミルク
- ヘアオイル
- ヒートプロテクト系のアウトバストリートメント
などを使うこと。そして、必要以上に長く乾かさないこと。
「高いドライヤーを買えば全部解決」ではなく、ヘアケア+乾かし方+ドライヤーの組み合わせで考えていただくのがいいと思います。
予算別:NaluMeleが選ぶなら
上の5つの条件を踏まえたうえで、今のところ候補として考えているものです。
ENTRY・STANDARD・PREMIUM・HIGH-END は価格帯の区分であって、性能の順位ではありません。下にいくほど良い、という並びではなく、予算と「何を重視するか」で選ぶための目安として読んでください。
ENTRY予算を抑えつつ、基本性能を重視したい方へ
MYUNAS Hair Dryer Air Speed実機検証済み
- 風量 2.5m³/分
- 風量 弱/強、温度3段階
- 温風・冷風の自動切替あり
- 約610g
販売元公表値(MYUNAS Hair Dryer Air Speed)
NaluMeleで実際に購入し、サロンで使用しました。以下は、美容師として使ったうえでの感想です。
1万円以下で選ぶなら、かなり有力
まず感じたのは、本体が小さく軽いこと。そして風がかなり強く、弱モードでも十分な風量を感じます。
温度も必要以上に熱くなりすぎず、乾くスピードはかなり速い。実際に乾かしたあとの仕上がりも悪くありませんでした。
本体形状や使用感はDyson系のドライヤーに近く、このタイプに慣れていない方は、最初だけ持ち方に違和感があるかもしれません。
音は静音というほどではありませんが、使用していて困るほど大きいとは感じませんでした。
気になった点は、温風から冷風へ切り替えた際に、少しタイムラグがあることです。
また今回は購入直後のレビューのため、長期間使用した場合の耐久性や故障頻度については、まだ評価できません。
それを踏まえても、「軽さ・強い風・熱くなりすぎない・速乾」を重視して1万円以下で探している方には、NaluMeleとしてかなりおすすめしやすい一台です。
STANDARD温度を細かくコントロールしたい方へ
MAGNETHairPro Dryer 0+取扱準備中
- 温度5段階(40/60/80/100/120℃)
- 風量3段階(HIGH/MID/LOW)
- 約350g(コード・ノズル除く)
- 1400W(風量HIGH/120℃設定時)
メーカー公表値(MAGNETHairPro Dryer 0+)
温度を5段階で選べるため、髪の状態に合わせて温度を落として乾かす、という使い方がしやすい設計です。
PREMIUM軽さを重視したい方へ
ReFa BEAUTECH DRYER SE取扱準備中
- 約280g(本体のみ)/約418g(コード含む)
- センシングプログラムでアンダー60℃
- 1100W(HOT・HIGH時)
- 希望小売価格 33,000円(税込)
メーカー公表値(ReFa BEAUTECH DRYER SE)
手のひらサイズで、ReFaのドライヤーの中でも軽い部類です。腕が疲れやすい方や、髪が長くて乾かす時間が長い方に向きます。
PREMIUM温度制御を重視したい方へ
ReFa BEAUTECH DRYER S+お取り寄せ対応
- 約495g(コード含む、ノズル除く)
- センシングプログラムで頭皮アンダー50℃・毛先アンダー60℃
- ワンタッチのクールボタン
- 希望小売価格 39,600円(税込)
メーカー公表値(ReFa BEAUTECH DRYER S+)
頭皮と毛先で温度の目安を分けて制御する設計です。温度が上がりすぎない状態を保ちながら乾かしたい方に向きます。NaluMeleのオンラインストアからお取り寄せ注文が可能です。発送までの日数はメーカー在庫状況により変動するため、現在確認中です。お急ぎの場合はサロンでもご相談ください。
ドライヤーには、10万円を大きく超える高価格帯もあります。この価格帯には、メーカー独自の技術や設計、ブランド価値などが含まれますが、すべての方にこの価格帯が必要という意味ではありません。基本性能だけを基準に選ぶなら、より低い価格帯にも十分な選択肢があります。一方で、予算よりも製品コンセプトや使用感、独自技術まで含めて選びたいという方には、こうした選択肢もあります。
HIGH-END予算よりも、コンセプトや独自技術まで含めて選びたい方へ
レプロナイザー 107D Plusお取り寄せ対応
- 希望小売価格 167,200円(税込)
- メーカーが「バイオプログラミング」と呼ぶ独自技術を搭載
- 2024年10月11日発売のモデル
- メーカー公式ページでは、風量・重量・消費電力の数値は公表されていません
メーカー公表情報(レプロナイザー 107D Plus)
独自技術の内容については、メーカーが公表している情報としてお伝えしています。その効果をNaluMeleとして断定することはしていません。NaluMeleのオンラインストアからお取り寄せ注文が可能です。発送までの日数はメーカー在庫状況により変動するため、現在確認中です。お急ぎの場合はサロンでもご相談ください。
※ 上記の仕様は、各メーカーまたは販売元が公表している情報です。測定条件はメーカーごとに異なる場合があるため、数値をそのまま横並びで比較することはできません。
※ 実機の使用感については、NaluMeleで実際に購入して使った範囲での感想です。使う方の髪質や環境によって感じ方は変わります。
※ 価格・仕様は変更されることがあります。ご検討の際は最新のメーカー情報をご確認ください。
※ NaluMeleのオンラインストアでの取り扱いが始まっている商品のみ、購入ページへのリンクを掲載します。
NaluMeleからひとこと
ドライヤーは、髪に毎日触れる道具です。だからこそ、広告のコピーや価格ではなく、風・温度・重さという地味なところを見てほしいと思っています。
今お使いのドライヤーが合っているかどうかも、髪の状態を見れば見当がつくことがあります。買い替えを考えている方も、まだ決めていない方も、気軽に聞いてください。
ドライヤー選びも、ご相談ください。
髪の長さ・毛量・カラーや縮毛矯正の履歴によって、向いているドライヤーは変わります。ご来店時に今の乾かし方を教えていただければ、髪の状態を見ながら一緒に考えます。
お電話でもどうぞ 042-306-2707