市販シャンプーの選び方を解説する記事のアイキャッチ

市販のシャンプー、結局どれを選べばいい? 美容師が考えるシャンプー選び

ITEM GUIDE|道具・商品の選び方

結論

「高い=良い」でも「市販=悪い」でもありません。頭皮と髪の状態、そしてカラーや縮毛矯正などの履歴に合っているか。NaluMeleでは、そこから選ぶことをおすすめしています。

美容室で、とてもよく聞かれる質問があります。

  • 「市販のシャンプーなら何がいいですか?」
  • 「サロンのシャンプーじゃないとダメですか?」
  • 「成分表を見ても全然分かりません」

NaluMeleでは、市販品だからダメ、サロン商品だから良い、とは考えていません。

ただ、シャンプーは毎日のように使うものです。だからこそ価格や広告だけではなく、「自分にはどんな洗浄力が必要なのか」を知るところから始めてほしいと思っています。

シャンプー迷子になったら、この5つ

123 45 頭皮を見る 髪と施術履歴を見る 必要な洗浄力を考える 欲しい仕上がりを考える 続けられる価格を考える SCALP HAIR & HISTORY CLEANSING POWER FINISH PRICE YOUR SHAMPOO 今の自分に合うものを選ぶ

01まずは洗浄成分を見る

シャンプーの中心的な役割は、頭皮や髪についた皮脂・汗・汚れ・スタイリング剤などを洗い流すことです。その中心になるのが界面活性剤で、種類によって洗浄力も使用感も異なります。

「この成分が入っていたらダメ」とは考えません

例えばラウリル硟酸Na(SLS)は、洗浄力を持つ陰イオン界面活性剤です。皮膚の刺激を調べる研究で、比較の基準となるモデル物質として使われることがある成分でもあります。

ただし、実際のシャンプーの使い心地や洗浄力は、その成分が入っているかどうかだけでは決まりません。

  • 配合濃度
  • 他の界面活性剤との組み合わせ
  • pH
  • 保湿・コンディショニング成分
  • 処方全体の設計

これらによって変わります。ですからNaluMeleでは、成分を1つだけ見て商品全体を○×で判定することはしていません。

02アミノ酸系はどう考える?

アミノ酸系の界面活性剤には、比較的マイルドな洗浄設計に利用されるものがあります。

そのため、次のような方が商品を探すときの、ひとつの判断材料になります。

  • 頭皮の乾燥が気になる
  • カラーや縮毛矯正を繰り返している
  • エイジングによる髪の変化が気になる
  • 洗ったあとのきしみが気になる

※ ただし「アミノ酸系ならすべて低刺激」「アミノ酸系なら必ずダメージ毛に良い」ということではありません。同じ分類の成分でも、配合量や処方全体によって使い心地は変わります。

03シリコン=悪、ではありません

「ノンシリコンだから良い」「シリコン入りだから悪い」とは考えていません。

シリコーンは、髪の摩擦や指通り、質感を整える目的などで使用されることがあります。一方で、髪質・使用量・製品設計によっては、重さやベタつきを感じることもあります。

つまり「シリコンが悪い」のではなく、自分の髪と製品設計の相性を見るということです。

※ 「シリコンが毛穴を塞ぐ」「使い続ければ必ず蓄積する」といった言い方はNaluMeleではしていません。

04ケア成分は「今の髪」に合わせる

洗浄力だけでなく、自分の髪の状態に合わせたケア成分を見ることも、商品選びのヒントになります。ケラチン、ヘマチン、トステアなどは、ヘアケア製品に配合される成分の一例です。

※ これらの成分について「髪が治る」「ダメージを完全に修復する」「カラーが必ず長持ちする」といった説明はNaluMeleではしていません。メーカー独自のデータや限られた範囲の報告を、すべての髪に当てはまる話として一般化することもしません。どの成分が今の髪に必要かは、実際の髪を見ながら一緒に考えさせてください。

05高いシャンプーほど良い?

価格だけで品質を判断することはできません。価格には、原料、処方、研究開発、香り、容器、ブランド、流通などさまざまな要素が含まれています。

安いから悪い、高いから良い、ということではありません。

一方で、乾燥やダメージ、施術履歴など特定の悩みに合わせて細かく設計された商品を探すと、価格帯が上がることはあります。大切なのは値段ではなく、自分が必要としている設計かどうかを見ることです。

06コスパを上げたいなら、詰替えも選択肢

気に入った商品を長く使うなら、詰替えが用意されているものを選ぶのもひとつの方法です。

ただし「ボトル代が高いから詰替えが安い」と単純には言えません。容器も物流も、商品価格を構成する要素の一部です。

詰替えるときの衛生面

詰替えの方法は商品ごとに指定があることが多いので、まずメーカーの指示を確認してください。

容器を再利用する場合は、中に水分や汚れが残った状態で継ぎ足すことを避けるなど、衛生的に扱うことが大切です。具体的な洗浄・乾燥の方法は、ご使用の商品の案内に従ってください。

07「前は合っていたのに合わなくなった」

これは、十分にあり得ることです。

ただしNaluMeleでは、「同じシャンプーを使い続けると髪が慣れる」という説明はしていません。変わっているのはシャンプーの側ではなく、髪や頭皮の側だと考えています。

  • 季節
  • 皮脂量
  • カラー・縮毛矯正・ブリーチの履歴
  • 髪の長さ
  • スタイリング剤の使用量
  • 生活環境

こうしたもので髪や頭皮の状態は変わります。以前合っていた商品が、今の状態では合わなく感じることもあります。そのときは、違うものを試してみてもいいと思います。

NaluMele式 シャンプー選び

上の図の5つを、もう少しくわしく見ていきます。

STEP 1

頭皮を見る

乾燥しやすいか、皮脂が多めか。まずはここからです。

※ かゆみ、赤み、フケ、痛みなどが続いている場合は、シャンプーを探す前に皮膚科などの医療機関へご相談ください。美容師だけで判断することはしません。

STEP 2

髪と施術履歴を見る

同じ「髪」でも、何もしていない髪と、施術を重ねている髪では合うものが変わります。

  • 健康毛
  • カラー毛
  • 縮毛矯正毛
  • ブリーチ毛
  • エイジングによる変化がある髪

STEP 3

必要な洗浄力を考える

スタイリング剤をよく使う方、皮脂が気になる方は、しっかり洗える設計が向くことがあります。逆に乾燥が気になる方は、マイルドな設計のほうが快適なこともあります。

STEP 4

欲しい仕上がりを考える

軽さ、しっとり、まとまり、ボリューム。どうなっていれば嫌じゃないかを言葉にしておくと、商品を絞りやすくなります。

STEP 5

続けられる価格を考える

毎日使うものなので、無理なく続けられることも大切な条件です。一度だけ良いものを使うより、合っているものを続けるほうが、結果として髪の状態は安定しやすいと考えています。

自分で選ぶのが難しい方へ

NaluMeleでは、髪や頭皮の状態、普段の施術履歴などを見ながら、ホームケア商品のご相談も受けています。

今使っている商品の写真を見せてもらってもOKです。

商品を売ることより、今の状態に合っているかを一緒に考えます。

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※ 洗い上がりのサインから見直す方法は、避けるべきシャンプーの見分け方でもまとめています。

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